
千歳剛健
当クリニックのシンボルカラーである「千歳緑(せんざいみどり)」は、日本の四季の移ろいの中でも常に美しい緑を保つ常磐(ときわ)の松を象徴する色です。この色には、「永久不変」や「不老長寿」という意味が込められています。
私たちは、この「千歳緑」の精神にならい、クリニックに関わるすべての人々が、いつまでも変わらず、強く健やかで幸せに生きられるような医療を提供してまいります。
宮崎県は、全国的にも脳神経外科医が少ない地域の一つです。また、脳神経外科は数ある診療科の中でも、重大な疾患を扱う外科系診療科として敬遠されることが多いという印象を持たれがちです。私自身、これまでの診療経験を通じて、そのように感じる機会が多くありました。実際、脳神経疾患に伴う神経合併症は、患者にとって一生の課題となる場合もあるため、重大な疾患として認識されるのは当然のことです。
しかしながら、脳神経外科医としての役割は、それだけにとどまりません。私たちが所属する日本脳神経外科学会では、脳神経外科専門医を「外科医の目と技を持った神経系総合医」と定義しています。これは、重大な脳神経疾患だけでなく、頭痛や認知症など、日常的に誰もが経験しうる一般的な脳神経疾患の治療においても、私たちの専門性が求められていることを意味しています。こうした分野こそ、脳神経外科医の腕の見せどころだと考えています。
当院では、脳神経疾患を身近に感じ、気軽に受診していただける環境づくりを大切にしています。そして、すべての患者が強く健やかで幸せに生きられるよう、質の高い医療を提供してまいります。特に頭痛外来では、最新のエビデンスに基づき、患者一人ひとりに合わせたオーダーメイドの医療をご提供いたします。
皆様の脳と身体の健康のパートナーとして、「武石脳神経クリニック」をぜひご活用ください。
武石 剛(たけいし ごう)