脳神経外科では、脳、脊髄、末梢神経系およびその付属器官(血管、骨、筋肉など)を含めた神経系全般の疾患について、専門的な診療を行っています。
頭痛とは「頭部の一部あるいは全体の痛みの総称」で、症状名です。
国際頭痛学会が基準とする「国際頭痛分類第3版(2018年)」によると、なんと頭痛は367種類に細分化されます。
この367種類のうち一次性頭痛と呼ばれる疾患は92種類、二次性頭痛と呼ばれる疾患は180種類に分かれています。
一次性頭痛とは頭痛そのものが病気である頭痛のことを言います。
これらは慢性頭痛とも呼ばれており、三大慢性頭痛としては片頭痛(8.4%)、緊張型頭痛(22.3%)、群発頭痛(0.4%)が有名です。
二次性頭痛とは、何か他に病気やはっきりとした原因があり、その症状の1つとして起こる頭痛のことを言います。
くも膜下出血などの脳卒中や髄膜炎などの感染症、脳腫瘍などの症状の一つとして起こります。
見逃しによっては不幸な転帰をたどってしまうこともあります。
一般的に頭痛外来を受診する患者の実に60~80%は一次性頭痛である片頭痛だと言われていますが、まずは危険な二次性頭痛を見逃さないことが重要です。
この二次性頭痛を除外診断するためには、CT検査よりMRI検査が推奨されています。
当院の頭痛外来では、まず「頭痛問診票」をもとに詳しくお話を伺った後、MRI検査を行って危険な二次性頭痛がないかどうか診断をします。
二次性頭痛と診断された場合には、専門施設へご紹介いたします。
一次性頭痛が疑われる場合には、さらに詳しくお話をお聞きしたり、診察を行ったりして、詳しい頭痛の種類(三大慢性頭痛である片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛など)を診断し見極めることになります。
ここからが一次性頭痛の治療の始まりですが、正確な診断は1日では到底得られません。
一次性頭痛を正確に診断するためには、日々の頭痛の様子を日記をつけるように記録する「頭痛ダイアリー」が必須です。
「頭痛ダイアリー」は診断や治療に非常に役立ちますが、実は患者と医師の間を取り成す重要なコミュニケーションツールでもあります。
日本頭痛学会のホームページより頭痛ダイアリーはダウンロードできます。
またスマートフォンでも類似の頭痛記録アプリによる記録が可能です。
片頭痛とは、日常生活に支障をきたす頭痛発作を繰り返す脳神経疾患です。
一般人口における有病率は8.4%ですが、頭痛外来を受診する患者の60~80%は片頭痛と言われています。
身体のリズムや環境の変化により、脳内のセロトニンが減少し、血管周囲の三叉神経が興奮すると、三叉神経終末から炎症を起こす物質(神経ペプチド:CGRPなど)が放出され、血管拡張や炎症が起こって、「ズキンズキン」とした片頭痛が発生すると言われています(三叉神経血管説)。
週に2回から月に2回程度の頻度で繰り返し、「ズキンズキン」と脈打つ痛みが4時間から、長いと72時間続きます。
頭の片側に起こることが多いのですが、両側に起こることもあります(約40%)。
女性に多く(男性の4倍)、最盛期は30歳代で、思春期ごろより多くなり、60歳ごろには減ると言われています。
発作の誘因としては、ストレス、ストレスからの解放、睡眠の過不足、天候の変化、空腹、アルコール、におい、音、光、月経周期など多岐にわたりますが、患者ごとに「頭痛ダイアリー」を用いて発作の誘因を正確に把握することが必要です。
発作の数日前から数時間前までに食欲亢進、倦怠感、感覚過敏、むくみなどの予兆を感じる人がいたり、発作の前兆として閃輝暗点というジグザグ模様が視界の中で拡がって見える人もいます。
治療は予防治療と急性期治療に分かれます。
予防治療としては、バルプロ酸などの抗てんかん薬、プロプラノロールなどのβ遮断薬、アミトリプチリンなどの抗うつ薬、ロメリジンなどのCa拮抗薬などがありますが、最近の頭痛診療では2021年に発売されたCGRP関連製剤(注射薬)が脚光を浴びています。
CGRP関連製剤には、エムガルティ(一般名 ガルカネズマブ)、アイモビーグ(一般名 エレヌマブ)、アジョビ(一般名 フレマネズマブ)の3種類があり、月1回の投与で効果が得られます。
エムガルティ(一般名 ガルカネズマブ)
アジョビ(一般名 フレマネズマブ)
アイモビーグ(一般名 エレヌマブ)
また急性期治療としては、スマトリプタン、ゾルミトリプタン、エレトリプタン、リザトリプタン、ナラトリプタンのトリプタン製剤が有名ですが、片頭痛が起こってすぐに内服しないと効果がなかったり、血管収縮作用があり心血管疾患を患っている患者には使いにくいという問題点もあります。
2022年にレイボー(一般名 ラスミジタン)という新しい急性期治療薬が発売され、前述したトリプタン製剤の問題点が見事に解決されました。
レイボー(一般名 ラスミジタン)
緊張型頭痛とは、数ある頭痛の中でも最も多い一次性頭痛で、生涯有病率は12.9~78%と言われるほど一般的な頭痛です。
軽度から中等度の「押されるような」、「締め付けられるような」両側性の痛みが1日中続きます。
誘因にはストレス、緊張、運動不足、肥満、仕事で長時間同じ姿勢でいることなどが挙げられます。
治療には薬物治療と非薬物治療があります。
薬物治療は急性期治療として一般的な鎮痛薬(アセトアミノフェンや非ステロイド性消炎鎮痛薬)、予防治療としてアミトリプチリンなどの抗うつ薬が中心となりますが、それよりも軽い運動やストレッチ、適切な休養・気分転換のなどが非薬物治療が非常に重要です。
特に頭痛体操は効果的ですので、お勧めです。
群発頭痛とは、片側の目の奥がえぐられるような痛み(激痛)が起こる一次性頭痛で、頭痛が起こり始めると1~2ヶ月の間、連日のように群発します。
頭痛が群発する期間を「群発期」、頭痛が起こらない期間を「寛解期」といい、群発期は年に1~2回、あるいは2~3年に1回現れます。
頭痛の頻度は1日1回(隔日~1日8回の幅で起こる)程度で、1回の頭痛は1時間程度(15分~180分の幅で起こる)で自然に治ります。
特徴的なのは頭痛と同側に、結膜充血または流涙、鼻閉または鼻漏などの、自律神経症状が出ることです。
原因は諸説ありますが、正確には明らかになっていません。
20~30歳代の男性に多い(男性が女性の5倍)のが特徴です。
群発期にはほぼ例外なくアルコールで群発頭痛発作が誘発されます。
治療には急性期治療と予防治療があります。
急性期治療には片頭痛でも使用されるスマトリプタン皮下注や、高濃度酸素吸入(7L/分で15分)などが行われます。
また予防治療には狭心症や不整脈の治療で使用されるベラパミルの内服などが推奨されています。
いわゆる頭痛もちの患者が、鎮痛薬やトリプタン製剤などの急性期頭痛治療薬を頻回に服用することで、もとの一次性頭痛が悪化したり、それに加えて薬剤による新たな頭痛が起こったりすることがあります。このような頭痛を薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)といいます。
もとの頭痛は片頭痛が多いといわれています。
薬物乱用頭痛のメカニズムはまだ完全に解明されていませんが、鎮痛薬では月に15日以上、トリプタン製剤では月に10日以上内服すると、「乱用」と判断されます。
このような薬物乱用頭痛の場合には乱用薬物の中止が必須で、そのためにも解決策としてもとの頭痛の予防や治療を適切に行っていく必要があります。
認知症とは、脳の病気や障害などの様々な原因により、以前のレベルより低下(認知機能の障害)し、その障害によって日常生活に支障をきたした状態です。
認知機能の障害には以下のようなものがあり、このうち2つを満たすことが認知症の条件になります。
認知障害を呈する主な疾患には以下のものがあります。
等
等
これらの認知症は早期発見・早期対応が重要です。
全認知症の5~10%に可逆性(治療可能)の疾患も存在し、たとえば慢性硬膜下血腫や正常圧水頭症による認知症であれば、発症後半年から1年以内に脳神経外科手術を行わなければ症状の改善は見込めないとも言われています。
またアルツハイマー型認知症であれば、コリンエステラーゼ阻害薬による薬物治療で症状の進行抑制が可能であり、治療開始が早いほど効果も出やすいと言われています。
当院では採血、CT・MRI検査、認知機能検査(HDS-R:長谷川式認知症スケール、MMSE:ミニメンタルステート検査等)で診断を行い、薬物治療を行います。
可逆性(治療可能)の疾患であった場合や、専門施設への紹介が必要だと判断した場合には、専門施設へご紹介いたします。
下垂体は脳の底(脳底部)に垂れ下がるように存在する1gに満たない小さな内分泌(ホルモン)器官です。
全身の各内分泌器官へ指令を出すホルモンの中枢としての役割を担っています。
下垂体は前葉、茎部、後葉の3つに分かれています。
前葉からは副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)、卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体形成ホルモン(LH)、成長ホルモン(GH)、プロラクチン(PRL)、甲状腺刺激ホルモン(TSH)という6種類のホルモンが産生、分泌されます。
茎部は下垂体と視床下部という脳の一部を繋ぐ役割を担っており、視床下部で産生されたバゾプレシン(抗利尿ホルモン:ADH)、オキシトシンが後葉に運ばれ、分泌されます。
下垂体疾患は下垂体に腫瘍や炎症などが起こることによって生じる疾患の総称ですが、当院では特に下垂体内分泌腫瘍(下垂体腺腫)などの腫瘤性疾患について、検査・診断を行っています。
下垂体内分泌腫瘍(下垂体腺腫)とは下垂体にできる腫瘍で、多くは良性です。
上記の下垂体前葉ホルモンが腫瘍から産生、分泌されることがあり、また下垂体上部には視神経という視るための神経が存在しています。
このため下垂体内分泌腫瘍(下垂体腺腫)ではホルモン異常による様々な症状(機能性下垂体神経内分泌腫瘍 [下垂体腺腫], 45.7%)、ホルモン異常を伴わない場合(非機能性下垂体神経内分泌腫瘍 [下垂体腺腫], 54.3%)も視神経の圧迫による視力・視野障害が起こります。
ホルモン異常をきたす機能性下垂体神経内分泌腫瘍(下垂体腺腫)で最も多いものは成長ホルモン (GH) 産生下垂体神経内分泌腫瘍(下垂体腺腫)(20.1%)で、次にプロラクチン (PRL) 産生下垂体神経内分泌腫瘍(下垂体腺腫)が続きます。
成長ホルモン(GH)が過剰になると、顔貌が変化する、手や足が大きくなるなどの先端巨大症といわれる症状が出ます。
またプロラクチン(PRL)が過剰になると、乳汁が出たり、生理が不順になったり、さらには生理が来なくなるなどの症状が出ます。
ホルモン異常をきたさない非機能性下垂体神経内分泌腫瘍(下垂体腺腫)でも、頭痛や先述した視力・視野異常などの症状が出ることがあります。
これらの下垂体疾患を疑う場合には、診断に採血(内分泌基礎値測定)および頭部MRI(下垂体MRI)が必要です。
保存的治療、内服治療、手術治療を判断し、手術治療が必要な場合には専門施設へご紹介いたします。
昔から「(脳が)卒然として(突然)中る(あたる)」ことを「卒中」といいます。
これは突然邪風(悪い風)にあたって手足が動かなくなって倒れることを指し、現在の脳卒中の語源となっています。
病態としては脳の血管が詰まったり(脳梗塞)破れたりして(脳内出血、くも膜下出血)脳の機能がおかされる病気のことで、脳血管障害とも言います。
脳の血管が詰まることで脳組織が損傷を受ける病気です。
生活習慣病(高血圧症、脂質異常症、糖尿病など)による動脈硬化で脳血管が狭くなったり、心房細動という不整脈が原因で心臓の中に血栓が剥がれることで脳血管が詰まることにより発症します。
主に高血圧症が原因で、細い脳血管の壁がもろくなって破裂することで、脳の中に出血すると考えられています。
脳の表面のくも膜下腔という場所に、主に脳動脈瘤という脳血管にできた瘤(こぶ)が破裂して起こることが多い病気です。
症状は突然の激しい頭痛が特徴で、発症すれば25~50%程度の方が亡くなってしまう恐ろしい病気です。
いずれの脳卒中も早期診断、早期治療が重要ですので、診断がつき次第専門施設へご紹介いたします。
また脳卒中は起こってしまうと後遺症が残ってしまうことが多いため、予防が非常に重要です。
当院では脳卒中を予防するために、そのリスクとなる生活習慣病の治療にも力を入れています。
頭部外傷は様々な外傷のなかでも頻度が高く、原因として乳幼児は墜落、学童は交通事故、思春期は自転車やスポーツ、高齢者は転倒、転落が多く見られます。
頭部外傷の急性期診療においては、CT検査が第一選択として推奨されています。
CT検査にて急性硬膜外血腫、急性硬膜下血腫、挫傷・外傷性脳内血腫を認めた場合、専門施設での治療が必要となります。
また頭部外傷に伴う頭部挫創(傷)がある場合には、縫合処置などの創傷処置を行います。
頭部外傷が原因で、3週間~3カ月程度の慢性期に硬膜下(脳の周りにある膜の下)に血腫が生じる、慢性硬膜下血腫を起こすことがあります。
中高年以上の男性に多く、頭痛や手足の麻痺、認知症、意識障害を起こします。
血腫が小さい場合には漢方薬(五苓散)などの薬物治療を行いますが、大きくなって症状が出てきた場合には、専門施設での手術治療が必要となります。
てんかんとは、大脳の神経細胞が異常に興奮するために、さまざまな脳の症状(発作)が反復性(2回以上)起こる、慢性の脳の病気のことです。
有病率は0.5~1%で、最も頻度の高い神経疾患の一つであるといわれています。
てんかんの発作の中に、けいれんや精神症状、意識消失などの発作があります。
(よく「てんかん=けいれん」と勘違いされますが、数学の等式を用いるなら「てんかん⊇けいれん」です。)
最近では、初発の高齢者てんかん(65歳以上)が増加しています。
物忘れや性格変化などの原因が、この高齢者てんかんであることもあります。
てんかんの原因は多岐にわたりますが、診断のためにはMRIまたはCT検査が推奨されています。
精査の結果、治療が必要だと判断した場合には、抗てんかん薬の薬物治療の開始または専門施設へご紹介いたします。
めまいを経験された方は少なくないと思いますが、めまいが起こると多くの方が脳に異常が起こったのではないかと考えられるようです。
実際は脳の病気によって起こるめまいは10%程度で少なく、めまいの60%以上は耳の病気で起こると言われています。
メニエール病、良性発作性頭位めまい症、前庭神経炎など
脳卒中、脳腫瘍など
起立調節障害、PPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)など
当院では脳の病気が原因のものめまいを、CT・MRI検査で調べることができます。
また重心動揺検査を用いて、めまいや平衡機能障害を診断することができます。
三叉神経は顔面の感覚を脳に伝える神経で、この三叉神経を介して顔面が痛く感じる病気を三叉神経痛といいます。
食事、歯みがき、洗顔時などに顔面の痛みを起こして、日常生活に支障をきたします。
また季節的な変動があるのも特徴の一つで、季節の変わり目(特に11月や1~2月など)に痛みがひどくなることが多いと言われています。
原因はヘルペス感染症、それから多発性硬化症などの脳神経内科の病気、あるいは神経を障害する脳腫瘍などの原因が考えられますが、多くは血管によって三叉神経が脳(脳幹)に入るところなどで圧迫を受けることによって起こります。
MRI検査が診断に必須で、三叉神経が血管に圧迫されている所見がある場合は、三叉神経痛の可能性があります。
三叉神経痛に対しては薬物治療、手術治療、定位放射線治療がありますが、まずは薬物治療を行います。
治療薬はてんかんなどで使用されるカルバマゼピンが最も有効ですが、筋肉の緊張が強い症状に利用する抗痙縮薬のバクロフェン、抗てんかん薬であるフェニトイン、バルプロ酸、クロナゼパム、ガバペンチンといった薬剤も場合によっては有効です。
薬物治療で効果不十分の場合、手術治療として神経を圧迫する血管を直接血管から除く(減圧)する方法があり、微小血管減圧術と言われます。
またガンマナイフ、サイバーナイフなどの定位放射線治療もあります。
手術治療、定位放射線治療を希望される場合には、専門病院にご紹介いたします。
顔の半分(片側)が自分の意思とは関係なくピクピクとけいれんする病気で、医学的には片側顔面痙攣といいます。
多くは眼の周りの顔面筋から始まり、徐々に顔面全体に広がります。
ひどくなると顔の半分が引きつったようになったり、眼が閉じられなくなることもあります。
原因は顔面神経が脳(脳幹)から出てくるところなどで圧迫を受けることによって起こります。
顔面けいれんは、99%は血管圧迫が原因と言われています。
MRI検査が診断に必須で、脳腫瘍などの血管圧迫以外の病気を否定し、圧迫血管をもとに診断します。
顔面けいれんに対しては保存的治療、ボツリヌス治療、手術治療があります。
ボツリヌス治療はボツリヌス毒素を顔面筋のそれぞれの部位に注射し、顔面筋の動きを落とすことでけいれんを起こりにくくします。
1回の注射で平均3~4ヶ月程度の症状の軽快が得られますが、軽い麻痺症状が出ることと、症状が完全に消失するわけではないことに注意が必要です。
当院ではボツリヌス治療も行っております。
手術治療は神経を圧迫する血管を直接血管から除く(減圧)する方法があり、微小血管減圧術と言われます。
手術治療を希望される場合には、専門病院へご紹介いたします。
手足のしびれや痛みなどの原因を調べていくと、脊椎や脊髄の病気であることは少なくありません。
脳神経外科医は脊椎脊髄疾患の診断・治療にも日常的に携わっています。
脊椎は背骨のことで、上から頚椎、胸椎、腰椎と24個の骨からなり、背骨の間には椎間板というクッションが挟まっています。
また脊髄は脳から連続する中枢神経で脊椎の中を走り、末梢神経として脊椎から末梢へ脳からの指令を伝える役割を果たしています。
背骨や椎間板が加齢などで変形すると、脊髄や脊椎周りの末梢神経を傷害して、手足のしびれや痛みを起こすことがあります。
例えば、椎間板ヘルニアや脊椎症がそれに当たります。
また、ごくまれに脊髄腫瘍によって症状が起こっていることもあります。
診察とCTまたはMRI検査で診断を行いますが、これらの疾患の治療の基本は保存的治療です。
外科的治療が必要な場合には脳神経外科や整形外科の専門施設へ紹介いたします。